2014年12月08日
エルグランドE50スライドドア修理
セレナやE51,E52とかも同じAssyの部品が使われているかも知れない。
キーワード「エルグランドE50スライドドア」で検索するとドアのイラスト付き日産のマニュアルpdf(スキャンされたコピー)が見つかる。
更にイラストによると,マイクロスイッチ4つが接点不良など整備工場で修理できる参考資料が何件かヒットする。 さすがネット。
しかしエルグランドE50の中古ドア1枚8千円~3万円,送料8千~1万円也。All Mode 4x4の中古車をやっと見つけたのにドア修理費用が5~7万円掛かるようだ。 いずれにしろウチにはそんな余裕はない。 できれば自分でスライドドアの内張りを剥ぐって,マイクロスイッチを交換するだけで済ませたい。


肝心のPDF資料にはスライド・ドアのボルト,内側2本と外側の3本計5本とマイクロ・スイッチの説明しかない(まあ,それで必要充分だが)。
車屋さんであれ電気屋であれ無線屋であれ、先ずはヒューズが切れてないか12Vが来ているか基本から始める。
アクチュエーター(集中ドアロックの箇所は正常なので触らない)。
①バッテリーから ヒューズ経由でボディーと接触端子間の電圧が12Vで
ある。 Sドアのボディー側の接触端子のスプリングを少し押し込んだ
状態から完全ドアクローズ状態迄の1.5~2センチ位の隙間を作っ
たら電圧が掛かる。
⇒正常なら:12V
※内張りを外す:スライドドアのレバーを外す
窓と内張りのすき間からピン外しツール?を使いピンを外す。
②Sドア側の接触端子は完全クローズか閉じる寸前(半ドア)の時だけ
SドアオートクロージャーC/Uに電源が供給され回路が働く仕組。
⇒正常なら:クローズ方向にモーター回るハズ(回らん!)
異常の原因:{モーター}{マイクロスイッチ4箇所}{SドアCONT ASSY}
③-1 モーター
この図面の右側2PのT型コネクタを外せばモーター単独の動作
チェックができる
⇒逆転・正転ともOK
※スライド・ドアのボルト,内側2本と外側の3本計5本を外す。
マイクロスイッチは検査はすぐに終わったので写真ナシ。
③-2 マイクロスイッチはネジを外して目視と動作音でチェック
4つ全部OK。Sドア完全閉状態で、どれかのマイクロスイッチの
止めネジを外したまま触れたら一瞬モーターが回り危険!
⇒OK
③-3 スライド・ドア オート・クロージャーC/U
⇒消去法でこれがNGと判断される
コントローラーローラーユニットを交換。
まっとうな修理工場ではそこまで調べたあげく見積金額を出すから、バラしてみないと高く付くか簡単に直るか判らないし、キャンセルされたらバラし損だからコストエストで先にデポジットを預かり修理後清算,そこには契約関係が生じるが信頼関係は無用だ。
マイクロスイッチの板バネを(交換できる構造)プライヤーで伸ばすだけで済む(工賃2h)場合や,マイクロスイッチの部品交換で済む(工賃2h+部品代¥0.5K)場合,モーター交換(工賃2.5h+部品代¥8K)が必要な場合,クロージャーユニット交換だと工賃2.5h+部品代¥25Kてな感じ。
最近は客も店も、お互い常連さん・-お得意さん的なかつての良い関係が失われ、一過性の機械的関係になってきている。
以上
安あがりの方法
カネがあるなら工場に任せるのが安くて早いかも知れないけど、JCC
4202は貧乏だけど暇人なので当該ユニットをバラして修理する。
通販でいつも使う「秋月電子」はIC1個の送料が高く違う店で買った。
それでも商品324円+送料540円+代引き料324円、合計1,188円になる。 しかも間違ったICを送ったので丸々2週間かかった,あり得ん!
自分の職場の場合、MTTR(平均修理時間)やMTBF(平均故障期間)の縛りがあり何かに付け欧米式数値化評価の基に管理されるのが気に
食わんが、その要領で考えると,
部品代1,200円ポッキリ/3週間 VS 修理代3万円/1週間
だと考えたらエコだ。
通販で買った部品(IC)を交換したら直ると予め判ってたらすぐに修理完了だっだろう、秋葉原から3営業日で届き、修理に3分。
つっても会社のバキュームソーダリングステーションてろ一般人が使えない道具や工具が必要。
基板を見たらIC1個とNPNトランジスター1個とリレー他少々ってとこだ。 ICはLC発振の出力をカウンタで分周し15ビット目と11ビット目を監視してオーバーフロー時にキャリーが立つ仕組。平たく言えばドアを開け・閉めする瞬間にモーターの力で開閉動作を補助する単純な回路だ。
このブラックボックス内の部品が壊れる可能性は非常に低い。
メーカーのpdf資料を見たら使ってあるICは30V耐圧ですべての端子が
ダイオードで保護されている。 でも壊れてた
ICがノイズ等で誤動作して,高速道路走行中にドアが開いたら,など設計者はそこまで考えるもんだ。
タイマーICはリモコンキーもしくは手動で解錠した時にスライドドアに手を掛けた瞬間にモーターが開く方向に回転する。
Sドアがオープンしたら電源接触端子からの通電が無くなり回路停止。
また開いたドアは、閉める際に,接触端子から12Vを受け回路が働き且つ,クローズ方向にモーターを起動しグニュ~と閉まる。
特筆すべきCR発振回路で,一瞬(数百ミリ秒)から何十分間もの時限を同じパラメミタのCR回路で実現している点,つまり同じ回路で幅広い時定数に応用できる。 実際の基板は部品が実装されていない⇒違う車種に同じASSYが使われている事を意味する。だって共通部品が多い程コストダウン。
確かめようもないが、車を降りた後,少しの間ルームランプが点いているところ・・・とか、リモコンで解錠して一度もドアを開けずに放って置くと、5分ほどで勝手にロックするところ・・・などは同様の部品・ユニットと推測できる。
これはデジタルICだが中身は至極アナログチックな構成で5ボルトTTL䢕て全盛期と入れ替わったノイズマージンで有利な
MOSロジックっぽい性質を持つの「時代の産物」だろう。
このアセンブリはIC1個とトタンジスタ1個ダイオード数個他で構成された個人的には部品代1,000円てとこだ。一番高価な部品はリレーで小売価格680円位。
画像:
レバーを外す
写真の黄色で描いた「軸」部分にΩ型のオーリングを,見難いけど水色,上から見てカギツール(?)で写っている方向に引き上げると僅かな力で外れる。
戻すときはΩオーリングとプラスチックのレバーを先に組立てて、軽く押す。力は要らない
ピンを外す
赤丸の辺に外しツールを差し込みテコの原理で外した。 青いABS樹脂製の短いのと金属製の長いのを武雄の友達に借りた。
モーター単独で動作チェック
リチウム電池でモーター単独チェック。
HTML文が面倒なので写真割愛
誰も言わない(知らない?)本当の「スライド・ドアC/U壊れ」の原因
バッテリー上がり(放置など)の状態で、スライドドアを「バーン」と閉めたらスライドドアオートクロージャーユニットのICと2SD114のトランジスタが壊れる可能性がある。
12Vで働くように回路設計されたICを5Vで動作させたら?
ICのGNDピン以外の端子に保護ダイオードが入っている。
どの端子に耐圧(30V)を印加してもICは死なない。
誘導雷などもしかしたら直雷であってもでも、ICは耐えるだろう。
バッテリーが上る寸前までセルモーターを回す力があれば回路は正常
動作する。
ではどんな条件なら壊れるか。
それはレアショートに陥る時だ。
ICは図で描くと抵抗やトランジスタやダイオードでできている。
でも、その図はいわゆる等価回路の話、
実際は半導体=半分くらい導体(電気を良く通す)もの
電気的にはパッシブ素子の塊り。
そこにドアモーターなど起電力を持つ負荷が加わったら。
壊れる可能性は幾らでもある。
キーワード「エルグランドE50スライドドア」で検索するとドアのイラスト付き日産のマニュアルpdf(スキャンされたコピー)が見つかる。
更にイラストによると,マイクロスイッチ4つが接点不良など整備工場で修理できる参考資料が何件かヒットする。 さすがネット。
しかしエルグランドE50の中古ドア1枚8千円~3万円,送料8千~1万円也。All Mode 4x4の中古車をやっと見つけたのにドア修理費用が5~7万円掛かるようだ。 いずれにしろウチにはそんな余裕はない。 できれば自分でスライドドアの内張りを剥ぐって,マイクロスイッチを交換するだけで済ませたい。



肝心のPDF資料にはスライド・ドアのボルト,内側2本と外側の3本計5本とマイクロ・スイッチの説明しかない(まあ,それで必要充分だが)。
車屋さんであれ電気屋であれ無線屋であれ、先ずはヒューズが切れてないか12Vが来ているか基本から始める。
アクチュエーター(集中ドアロックの箇所は正常なので触らない)。
①バッテリーから ヒューズ経由でボディーと接触端子間の電圧が12Vで
ある。 Sドアのボディー側の接触端子のスプリングを少し押し込んだ
状態から完全ドアクローズ状態迄の1.5~2センチ位の隙間を作っ
たら電圧が掛かる。
⇒正常なら:12V
※内張りを外す:スライドドアのレバーを外す
窓と内張りのすき間からピン外しツール?を使いピンを外す。
②Sドア側の接触端子は完全クローズか閉じる寸前(半ドア)の時だけ
SドアオートクロージャーC/Uに電源が供給され回路が働く仕組。
⇒正常なら:クローズ方向にモーター回るハズ(回らん!)
異常の原因:{モーター}{マイクロスイッチ4箇所}{SドアCONT ASSY}
③-1 モーター
この図面の右側2PのT型コネクタを外せばモーター単独の動作
チェックができる
⇒逆転・正転ともOK
※スライド・ドアのボルト,内側2本と外側の3本計5本を外す。
マイクロスイッチは検査はすぐに終わったので写真ナシ。
③-2 マイクロスイッチはネジを外して目視と動作音でチェック
4つ全部OK。Sドア完全閉状態で、どれかのマイクロスイッチの
止めネジを外したまま触れたら一瞬モーターが回り危険!
⇒OK
③-3 スライド・ドア オート・クロージャーC/U
⇒消去法でこれがNGと判断される
コントローラーローラーユニットを交換。
まっとうな修理工場ではそこまで調べたあげく見積金額を出すから、バラしてみないと高く付くか簡単に直るか判らないし、キャンセルされたらバラし損だからコストエストで先にデポジットを預かり修理後清算,そこには契約関係が生じるが信頼関係は無用だ。
マイクロスイッチの板バネを(交換できる構造)プライヤーで伸ばすだけで済む(工賃2h)場合や,マイクロスイッチの部品交換で済む(工賃2h+部品代¥0.5K)場合,モーター交換(工賃2.5h+部品代¥8K)が必要な場合,クロージャーユニット交換だと工賃2.5h+部品代¥25Kてな感じ。
最近は客も店も、お互い常連さん・-お得意さん的なかつての良い関係が失われ、一過性の機械的関係になってきている。
以上
安あがりの方法
カネがあるなら工場に任せるのが安くて早いかも知れないけど、JCC
4202は貧乏だけど暇人なので当該ユニットをバラして修理する。
通販でいつも使う「秋月電子」はIC1個の送料が高く違う店で買った。
それでも商品324円+送料540円+代引き料324円、合計1,188円になる。 しかも間違ったICを送ったので丸々2週間かかった,あり得ん!
自分の職場の場合、MTTR(平均修理時間)やMTBF(平均故障期間)の縛りがあり何かに付け欧米式数値化評価の基に管理されるのが気に
食わんが、その要領で考えると,
部品代1,200円ポッキリ/3週間 VS 修理代3万円/1週間
だと考えたらエコだ。
通販で買った部品(IC)を交換したら直ると予め判ってたらすぐに修理完了だっだろう、秋葉原から3営業日で届き、修理に3分。
つっても会社のバキュームソーダリングステーションてろ一般人が使えない道具や工具が必要。
基板を見たらIC1個とNPNトランジスター1個とリレー他少々ってとこだ。 ICはLC発振の出力をカウンタで分周し15ビット目と11ビット目を監視してオーバーフロー時にキャリーが立つ仕組。平たく言えばドアを開け・閉めする瞬間にモーターの力で開閉動作を補助する単純な回路だ。
このブラックボックス内の部品が壊れる可能性は非常に低い。
メーカーのpdf資料を見たら使ってあるICは30V耐圧ですべての端子が
ダイオードで保護されている。 でも壊れてた
ICがノイズ等で誤動作して,高速道路走行中にドアが開いたら,など設計者はそこまで考えるもんだ。
タイマーICはリモコンキーもしくは手動で解錠した時にスライドドアに手を掛けた瞬間にモーターが開く方向に回転する。
Sドアがオープンしたら電源接触端子からの通電が無くなり回路停止。
また開いたドアは、閉める際に,接触端子から12Vを受け回路が働き且つ,クローズ方向にモーターを起動しグニュ~と閉まる。
特筆すべきCR発振回路で,一瞬(数百ミリ秒)から何十分間もの時限を同じパラメミタのCR回路で実現している点,つまり同じ回路で幅広い時定数に応用できる。 実際の基板は部品が実装されていない⇒違う車種に同じASSYが使われている事を意味する。だって共通部品が多い程コストダウン。
確かめようもないが、車を降りた後,少しの間ルームランプが点いているところ・・・とか、リモコンで解錠して一度もドアを開けずに放って置くと、5分ほどで勝手にロックするところ・・・などは同様の部品・ユニットと推測できる。
これはデジタルICだが中身は至極アナログチックな構成で5ボルトTTL䢕て全盛期と入れ替わったノイズマージンで有利な
MOSロジックっぽい性質を持つの「時代の産物」だろう。
このアセンブリはIC1個とトタンジスタ1個ダイオード数個他で構成された個人的には部品代1,000円てとこだ。一番高価な部品はリレーで小売価格680円位。
画像:
レバーを外す
戻すときはΩオーリングとプラスチックのレバーを先に組立てて、軽く押す。力は要らない
ピンを外す

モーター単独で動作チェック

HTML文が面倒なので写真割愛
誰も言わない(知らない?)本当の「スライド・ドアC/U壊れ」の原因
バッテリー上がり(放置など)の状態で、スライドドアを「バーン」と閉めたらスライドドアオートクロージャーユニットのICと2SD114のトランジスタが壊れる可能性がある。
12Vで働くように回路設計されたICを5Vで動作させたら?
ICのGNDピン以外の端子に保護ダイオードが入っている。
どの端子に耐圧(30V)を印加してもICは死なない。
誘導雷などもしかしたら直雷であってもでも、ICは耐えるだろう。
バッテリーが上る寸前までセルモーターを回す力があれば回路は正常
動作する。
ではどんな条件なら壊れるか。
それはレアショートに陥る時だ。
ICは図で描くと抵抗やトランジスタやダイオードでできている。
でも、その図はいわゆる等価回路の話、
実際は半導体=半分くらい導体(電気を良く通す)もの
電気的にはパッシブ素子の塊り。
そこにドアモーターなど起電力を持つ負荷が加わったら。
壊れる可能性は幾らでもある。
Posted by JCC4202/佐世保 at 13:06│Comments(0)
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