お茶ネタ

JCC4202/佐世保

2008年05月22日 19:19

東京支社から仕事の応援で同僚が二人やって来た。 NHK昼の地方紹介番組で平戸市(平戸島)のカスドース※1とアゴ※2の刺し身をやってたからって平戸を目指す事になった。
会社から1時間弱の道のり。移動運用でしょっちゅう上床高原に登るから運転はお手のもんだ。

とりあえずアゴの刺し身を探したが見つからなかった。 平戸に着いて漁協の水槽で好きな魚を選んで、魚代+500円とかで調理してくれる※3ってんで、ミズイカ(あおりいか)とイサキを買った。
これをアウトドアクッキングと言っちゃ叱られるけど、屋外だし漁師さんが調理してるし^_^;
食事のあと石畳を歩き(オッサン3人で)カスドース買ってました。 

石畳から石段が見え、上った。 この石段には馬が昇れるように歩幅が広い段が併走している。
上り切ったら入場無料の「松浦資料館」だった。

観光ガイドに載ってるよなの見せても面白くないから、資料館の脇を抜けて閑雲亭(かんうんてい)※4に連れて行った。
閑雲亭は町人茶(千家,裏・表)のような豪華さはないが、にじり口※5の前に刀掛けがあり、手水鉢(ちょうずばち)は一枚大岩を刳り貫いて作られているなど、武家茶独特の緊迫感がある。
 ↑ ガイドやウェブには載ってません。現地を訪れ、本物を見て下さい。

先日のUNIFLAMEの茶筅の写真が見つかった。 ね、取手の中に抹茶が入る構造でしょ? 正直こんな細いステンレス製の穂先ではお茶は点ちません。 移動で山に上がってるんなら、そこいらの青竹を切って(武士は刀でスパッとやったんでしょう)カッターで割いたのが余程使える気がする。 茶杓だって柄杓だって出来る(鎮信流のひしゃくは太鼓胴という真ん中が膨らんだものです)。

※1: カステラを卵で巻いて砂糖をまぶしたもの。 同僚曰く、その甘さ
   『どんだけぇ~』 でも、思ったより甘くありません。
※2: 飛び魚の地方名。 これ佐世保に戻って日野町ララコープの鮮魚
   コーナーにあったが、ボラに羽根つけたような物だから結局パス。
※3: 漁協のお魚は日祝だけの営業だと思います。
※4: 武家茶「鎮信流」の茶室。
※5: 1m四方位の狭い出入り口。 刀を腰に差しては入り難い。

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