昇圧アダプタ

JCC4202/佐世保

2014年09月06日 19:31

前回の記事のつづき

自作のバイタリティ(古語?)は視力と共に衰えていったが必要に迫られ久々に半田ゴテに火を入れた。
 先日まで使っていたJVCのGZV-MC500は、発売当初録画速度が遅く日立の「マイクロドライブ」という商標の「コンパクトフラッシュ」とソケットコンパチの超小型HDD(500円硬貨サイズ)のメディアで録画した。

 次第にメモリーの書き込み速度が100倍速、200倍速、400倍速のCFが出た。 時期を同じくしてマイクロドライブは中身がクラッシュして使なくなり、8ギガバイト400倍速のコンパとフラッシュに交換した。

 3CCDのビデオカメラも本当は一昨年に買い換える予定だったが入院費に飛んで漸く今になった。
わが社の事で言えば今の仕事に就いた当時は3管式、ライブ(生放送)の時はスタジオライトのバブルが熱で切れるのでエアコンをキンキンに冷やすけど,カメラは予熱しておかなければ調整がズレるので放送開始2~3時間前から準備を始める。
 後にも先にもプランビコン交換は一度だけ。撮像管は天地無用を確認する「玉」付きの航空便で取り寄せRBG別々に調整が必要でレジ取りだけで一週間かかったが管式時代は終わりが近くすぐにCCDの時代になった。民生用はCMOS撮像板になってきたがプロ用は相変わらずCCD。
 民生用に限っては最新式3CCD/3CMOSのビデオカメラはカタログ上,
或いは見た目からも3x撮像版と単板の画質的に違いはない。
マニアック趣味って事と2~3万円からのアマチュア向けと十万以上のブルジョア向け価格になってるだけの違いしかない。

 実際に使う場合,どうしても録画の一時停止をしがちだけど編集は時間的余裕もなければ編集機材・フォーマットの問題があり、撮影本数を稼ぐには「カット」のみ。電池の持続時間も稼げる。
今になってようやく可能になってきた事;
 ・子どもの試合4クオーターを一時停止なし,3試合分録画できる。
 ・或いは演奏会の午前or午後の4時間を一時停止なしで録画できる。
 ・1日の撮影で充電電池1,2個。
 ・記録媒体の記録時間が4時間。

これを満たす為のアダプタを作った。
 昨日まで使っていたJVCのはACアダプタ(出力
電圧10.2V)を使っても大容量のリチウム電池も
(7.2V)を使っても問題なく使えた。
JVC用の電源コードがスペシャルだったので別売り品を買って交換した。
 しかしパナソニックのはちんこい電池でアダプターが合わない。 しかも外部電源(ACアダプタソケット)は意地悪にも公称電圧7.2Vのリチウム電池が使えない仕掛けがしてあったので、DC7.2V ⇒
DC9.3V の昇圧アダプタを自作して付けた。
パナソニックってなんと面倒くさい!
 
結果、7.2V/5600mA(CGA-D54)1個で取り敢えず2時間ほど録画しっぱなしで、
 ・満充電直後の電圧が8.37V,
 ・2時間録画後の電圧が7.36V
GZVの経験から8時間は持つだろう。

そうなると今度はDVDに焼くのが32bitWin7では負担になる。
今しがた帰宅してバッテリーをチェックしたら,7.52V。
一日中使ってもまだ昇圧アダプタを通す前の電圧ががこの通りだった。
アダプタなしでも電池容量は十分だけど、Panasonicのキンタマちっちゃい点。
ユーザーの中には体育際を最後の最後まで撮りたいんだ人もいるかも知れん! じゃろ?
だから,やっぱ、このアダプタは(本体改造せずに)外部バッテリーが使える便利な物じゃ。

新しいカメラで撮った動画のワンシーン(↑ 切り出し)。

 使ってみて早速不満…
 ・今日は快晴、って事はビューファインダーが見づらい。 メニュー
  からLCDの輝度調整ができたけど撮影中は操作できん。
 ・本体が結構高温になる(これGZVの時も同じ)
  熱くなるだけでトラブルはない。
 ・撮った動画を確認する際、屋外では音が小さすぎ。
 ・アルカス佐世保でブラスのコンサートあったりするので、次回は
  その辺まで確認してみよう。

以前と比較したら、申し分ないレベルだと言える。 SONYの時は
使う直前に修理に出さないといつの間にか使えなくなってる事が
度々あった(メーカー自体は多分一流なんだけど)
 正味,使える物に辿り着いたらJVCたったりPanasonicたったり
なんだわ。
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